2007年 06月 28日
サブプライムについて
投資をしていると現実的な株価にも興味があるのですが、これから先に何が起こるのか起こりそうなのかを考えることが増えました。
2月の世界同時株安ですが、中国発で始まりましたが原因はアメリカってのがもっぱらの噂です。何故か?引き金は中国株式市場における課税が原因だったのですが、本当はアメリカの経済成長に対する不安から始まったようです。
今中国はバブルのような景気ですがこれはアメリカの住宅バブルでの資材の輸出などで中国自体が潤っている為だそうです。
どこの世界にも目先が利く人は必ずいるもので、いち早く資金を引き上げたのではないかと思われますが上海自体はまた値を戻しています、抜けた穴は中国人民がすべての資金を株に投げているんじゃないかと不安になります。^_^;
さてアメリカの住宅バブルですが最初は上手くいって皆ハッピーな幸せな状態だったのです、サブプライム自体は低所得者向けのローンですのでリスクは高いので金利も高い(年収が300万前後ぐらい)でも最初は買った住宅を転売したり買った住宅の評価があがり資産が増えていく訳です。
例えば私が1000万で去年買った家が今は評価価値が1300万になったとすると、また銀行が300万お金を貸してくれるわけです。リファイナンスローンっていうらしですが、昔バブルのころに日本でもフリーローンなんてあったような気がします。
そのお金で皆で日本の車や電化製品を買い捲ってくれたので日本の輸出企業は好業績になって日本経済も回復したんですね?
ところがここに来て長期金利が5週間で0.5%上昇したのです、多分今30年の長期金利が6.75%になっています。
すると低所得者層や格付けの低い企業はすぐに支払いが増えて行き詰ってしまう、支払いに困れば家うりますわな?するとまた家の値段が下がりますね?仕舞いには投売りが始まって売れない家が山ほどあるってことになります。実際アメリカにはゴーストタウンになった新興住宅地が山ほどあるらしいです、ガソリンもあがったしね? 更にサブプライムローンは証券化されていてABS(資産担保証券:Asset Backed Securities)っていうらしいのですが、この証券を扱っていたアメリカ第4位の証券会社傘下のヘッジファンドが2つも破綻してしまったんですね!この証券会社はリスク管理が厳しくNASAが使ってるのと同じスパコンで下落率を管理していたのに、一つのヘッジファンドの救済に4000億を使わざるを得ない状況に陥った。
ってことはリスク管理がしっかりしていると思っていたここがこんなんじゃ他はもっとひどいのではないかとの疑心暗鬼!
更にこのヘッジファンドが売っていたサブプライムが組み入れられた証券は格付け機関の最高峰のムーディズでトリプルAだったってのが味噌です。
一番上のクラスの証券がこれだったら下のクラスは紙くず?
この高格付けのCDO(Collateralized Debt Obligation)っていうらしいですが、多くのアメリカ及び日本の金融機関も大量に保有しているらしいです。
このあたりは勉強不足で上手く掛けませんが、この証券自体にレバレッジを掛け(例えば1億を10億にする)生の金額の数十倍に金額が膨れ上がっているみたいです。その額数十兆?
さてこれからどうなるんでしょうか?今日はニューヨークも東京も凪ですが、アメリカが上手く切り抜けてくれることを祈るばかりです!
書いてる本人も勉強中なのでこれでお許しください!^_^;
どこでも必要な価値を提供し、継続して成長できるほどよい規模の堅実な企業に投資すれば、人類が存在する限り、回り回ってやっぱりいつかは報われる。日本株でも実は結構な国際分散投資。楽観的すぎるでしょうか?。
本質的には日本のバブルと同じ形態ですが、日本は日本の中の嵐でおわったのですがアメリカの場合はそうはいかないでしょうかね?
ただ、別の方はそうなっても日本は早い時期に回復するとの事でした。その裏打ちは日本企業の技術力の高さと貯蓄率らしいです。
ところでゲロツアーいつだったっけ?