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九州ハイランドMTB五木 2 シーモンキーさんとの戦い

 いよいよ、レース当日がやってまいりました。
おいしい朝食をいただいて、宿のおばちゃんにお礼を言って”また来年も来ます”と宣言、おばちゃんから”歳をとったのでいつまで続けれるかわからん”と心細いお言葉!
 失礼とは分かっているのですが、”死ぬまで続けてください”と変な激励をし宿を出発、レース場まで4K弱なのでアップを兼ねて自走でいきます。

 レース場に到着後すぐに車検と受付を済ませます、今日走らないメンバーがタープを設営してくれ準備万端です。開会式が終わっても時間があるのでメンバーの主計さんにメンテナンスしていただく、ビンディングがちょっと渋かったので調整をお願いする、まっこれがいつものことながら完璧、なんて器用でかなりの技術力。不器用でずぼらな私は羨望のまなざしになりますね。

 いよいよ集合のコールです、スポーツエントリー50名ってとこですか!村の主催のときはこの3倍のエントリーがあったのでちょっと寂しいが村の主催を引き継いで頑張っている”人吉球磨サイクリングクラブ”の方々の努力に感謝、感謝、派手さがないかわりにアットホーム的でいい感じでした。

 さあ、レースが始まります。横一直線に並んで”ばーん”とピストルの音とともにスタートです。
最初はアスファルトの登りです、ここで考えました!
昨日の試走でシーモンキーさんの登りはちょっと脅威です、後ろに付いて離れないよう走るか、
それとも最初からぶっちぎるか、姑息にするのが苦手にので(たまには大得意です)ぶっちぎることに決定思いっきり登りますが、急な登りになり心臓が口から飛び出しそうです。この時って
心臓を中心に内臓が浮いて動いている感じです。

 アスファルトの登りが終わりダートの下りに入ります、前には10名ぐらい走ってそうです。
ちょっと走ると登りに入ります、ここで力を温存するためにインナーに落とします、うんーーーカラカラって不吉な音がショック、チェーンがはずれてんじゃん!
慌てて自転車から降りチェーンを直しますがその間にも抜かれ続きます、後ろを見るとシーモンキーさんが来てるじゃないですか?折角心臓止まりそうになりながらも稼いだアドバンテージが台無しじゃないか!そうやこうやしていると、チェーンが何事も無かったように入ります。

 よーーーし、走るぞ!ここから2キロほどダブルトラックの登りです、ダートをブルで補修してあるのですが地面がふかふかして非常に走りづらいです。
ちょっと走ると横にシーモンキーさんがアットいうまに抜かれてしまいます、あれよあれよという間に見えなくなってしまいます。
 ここは第二作戦だ、今少し下りは私のほうが早いので最後の下りで巻き返そうと考えます。
でも、これ以上離されるわけにはいきません、歯をくいしばって頑張ります。
ダートが終わるとシングルの登りです、押します何が何でも押します。
やっと乗れそうなポイントがあり跨りますが登りが急で息も絶え絶え、さらにヘアピンのコナーの連続でコナーのたびにこけそうですが我慢します。きつかったー!
このあたりになると実力伯仲でなかなか抜くこともできず、ミスをしよいようにはしります。ミスは命取りです、すぐ抜かれてしまいます。

 やっと待望のくだりに入ります、最初に段差のきつい階段です、ここはセオリーどうり両サイドの階段脇を駆け抜けるはずが”なんとー両サイド埋まってしまってるじゃないか!”しょうがなく階段を下りるがかなりのロスでんな、これからは神風のように下ったつもりですが実はそよ風のようにまったりしていたのかも。

長いくだりが終わりますが、シーモンキーさんの背中はみえません!それどころか凄い脅威が待ち受けているとはこの場には3名が走っています、ちょっと前を走っている人は50M位離れています。目の前に一人いますがなかなか抜けません、お互いの息遣いが聞こえるほどです。
 途中で下りを利用して急な登りで前の選手を抜きます。

 ここからです、抜いた選手の執拗な追撃を受けます。背中から彼の”ハーハー”って息ずかいが聞こえます。ミスは許されません、ミスれば必ず抜かれて抜き返すことは不可能です。
下ってすぐ、ガレ場の登り返しですが周りの観戦者から”インナー、インナー”って声が飛びますがきっと、みんなはこのガレ場をライディングで登るとこを期待しているんでしょうけど、さっきのチェーンが外れたことが”トラウマ”になりギヤを落とすことが出来ません。
思いっきりのスピードで突っ込みますが途中で石を踏み外し下車し走って登ります。
またまた途中でぎら君から”ゲロリン後ろにいるぞーー”って声がします、”しっとるちゅねーーん”って返します。

 ここからは死に物狂いでこぎ倒し(写真)やっとゴール!!
14位でFINISHでした、シーモンキーさんが11位で完敗でしたが、とっても楽しかったです、久しぶりにMTBって楽しいなっておもいました。

 エキスパートはなべでっちと西山君のエントリーですが西山君にいたってはWエントリーでスポーツとエキスパートどちらも走るという快挙(暴挙)ですがスポーツ3位エキスパート14位って
素晴らしい成績でした、なべでっちは相変わらずのうまい試合運びの上に家族の応援もあり6位でした、更にシニアーの部(42歳)優勝でした。

 以上、楽しい2日間でした。
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Commented by シーモンキー at 2005-08-15 16:25 x
前日に試走しておいて良かったです。
試走して、上りのダブルトラックで大まかな順位は決まってしまうな?と思っていました。
アスファルトの上りで足を使わないようにして、ダートの上りで抜いていこうと言う作戦でした。
ダートに入って、しばらくするとゲロリンさんが、チェーントラブルで止まっている。シメシメ!ゲロリンさんを置いて、前へ前へ。
上りの最高点までは、目の前に7位と8位がいたのに下り始めたら、あっという間に視界から消え、すぐに後ろに二人追いついてきました。
結局この二人にも道を譲り、11位でした。
下りが遅いんですね。特にヘヤピンの曲がり。

このレース。がんばりすぎて翌日から肋間神経痛になり、一週間たっても直りません。
Commented by ぴょん at 2005-08-19 19:39 x
>ここで力を温存するためにインナーに落とします、うんーーーカラカラって不吉な音がショック、チェーンがはずれてんじゃん!

ここまではシーモンキーさんと居たんですよ。
「あ、チェーン外れてる♪」のシーモンキーさんのちょっと嬉しそうな声を
私は聞き逃しませんでしたよ。
Commented by khs5105 at 2005-08-19 20:42
あははー、そうなんだー!俺もきっとそういうね!
by khs5105 | 2005-08-11 22:52 | MTB | Comments(3)

時々のツーリング風景などを掲載

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