2008年 07月 29日
第4のパニック
今まで株式市場や債券市場など金融市場に限定されていた衝撃が、実体経済まで及んできている気配がぷんぷんします。
どうなんでしょう?自分の周りで忙しくしているのは"鉄関係”の人たちのみですね?
昨日東電が電気代の基本料を800円値上げすると発表しました、それと同時に賃金も上昇すれば何も問題はないのですが賃金はあがるどころか下がる方向です。
これが進んでいくと賃金は上がらずに物価高になる"スタッグフレーション”に陥ります。
更に今は選挙を気にして増税論議はタブーですが、終わればすぐに始まります。不況真っ只中で消費税アップなんぞしたら"橋本内閣”の時にみたいに日本経済に止めを刺しますね?
あのとき増税して得た税金が10兆円、それを回復させるのに100兆使ったらしいのでこれから経済運営を一歩間違えば以前より深い谷に落ちかねません。
一歩アメリカをみれば目を覆うような悲惨な状態です、老後の資金に蓄えていた401Kを取り崩して生活している人が激増しているそうです。
また、一度もクレジットカードの延滞歴など無い健全な市民に突然与信のダウンが通告されたり使えなくなったりしています。カード社会のアメリカでこれは致命的です。
銀行の貸し渋り貸し剥がしがそろそろ始まったようです。
今までアメリカではファニーメイとフレディマックは"大きすぎてつぶせない”と云われてましたが裏では"大きすぎて助けられない”と変わっているらしいです。
さてこれから秋に掛けて何が起こるのか?何が隠されていたのか?少しずつ明らかになっていくでしょう。
うちの隣の新聞屋さんに”あいだみつお”さんの標語が心にしみました。
うばいあえば たらない わけあえば あまる
穏やかに生きて行きたいものです。