2006年 03月 06日
途方にくれる鴨!!!
まずは3時半に起床、いつものことながら時間が気になってあまりよく眠れませんでした(-_-;)
余裕をもって一番のりって思っていたらすでに全員揃っているのね!
さて準備万端で出発です、私はモンスターの小さい家ぐらいの値段がしたキャンピングカーに同乗させてもらう、この車うちのマンションよりずーっと綺麗(;O;)
ほぼ2時間で口之津到着ここに車を置いて自走の格好でフェリーに乗船しますが、慌てて乗船したため日焼け止めや補給食を忘れてしまいました。
30分程度で鬼池に到着、ここから自走でスタート地点まで走りますが寒いのなんのって手足が全く感覚がなくなるほど寒かったです。
25Kほど走ってスタート地点に到着、今回うちのクラブのメンバーの半数以上が鬼池から走り出し鬼池で終了って形をとっていますが理由は例年最終フェリーの時間に間に合わなくなり
ぎりぎり乗船が続いたので苦肉の策のようです。
距離的には全く同じ距離を走るのですから問題なしですね!
今回はサポートと写真を撮って遊ぶつもりだったのですが、参加者の一人が用事で参加出来なくなりその代わりに走ることにします、がエントリーがBコースなのでAコースに変更してもらったのですがヘルメットにつけるエントリー番号はマジックで無理やり書き直してもらいましたが、これを見て”やましーん”大爆笑です、この爆笑が涙に変わろうとはその時は誰も知りませんでした。
さてさて、800名もの大集団がスタートです!いつものように50名づつ3分おきにスタートをきります。クオッタさんなんか第一集団でスタートです。
俺いつスタートしようかと思案しますがコースを変更したため番号的には1000番台ってあり得ない番号です、あまりに早くスタートするのもおこがましいのでチームで一番遅いスタートの536番のモンスターとスタートすることにします、しかしこの時点で第一集団と33分の差が開いてしまっています。
モンスターと二人で集団から抜け出し、24分差の多くのメンバーを追いかけます。
最近ローラーでかなり鍛えていたので天草のフラットの道だったら結構スピードだしてもいけそうな気がしたのでおもいっきり飛ばします。
モンスターも後ろにぴったりついてきています、たまにかなりのスピードで走っていく集団があるので後ろにつき少し休ませてもらいます。
20Kほど走ったらモンスターがいなくなっていますが、とりあえずもう少し頑張って飛ばします。
そういえば丸さんも第二集団のスタートだったな、追いつけるかな?
15名ほどのかなりの集団に混ざって走りますが、トップを引いてる人がかなりのスピードで走ってるので10以上の大きな集団をごぼう抜きにしてはしります。
100Mぐらいの低い山ですがトップがかなりのスピードで駆け上がるので付いていきます30Kはでています、その時目のまえにチームジャージが目に入ります。
タキモトさんと原口さんです、うーーーんこれはいくらなんでも遅すぎるのではないか?私の集団の半分程度の15-6Kで走っているみたいです。
女性の原口さんが練習不足みたいでタキモトさんサポートしてます、ご苦労様です。"^_^"
”追いついちゃった”って声を掛け抜きます。
これからは集団もバラけだし、一人で走ることが多くなります。
たまに追いついてくる集団もあるのですが、同一チームらしく後ろにつくのは気が引けるので少し後ろで休ませてもらう程度で後は一人で頑張ります。
ループ橋を渡り第一エイドに到着しますが、おなかも減ってないのでそのまま走りますが海岸線にでてからはかなりの向かい風です。
30Kを切らないように走ります、途中でグループで先頭交代しているチームを見ると羨ましいです。
暫く走ると本田さんに追いつき挨拶して先を急ぎます、ゆるい下りで小森さんに追いつき一緒に走ることにします、やあ一人で走るのに比べればめっちゃ楽です。
このまま二人で昼食会場に到着、私達が入っていくときに出発するクオッタさんと遭遇全く何も食べずに出発したようです。俺も補給食忘れていなければ、そのまま走るのだが、、、(~_~;)
ここまでかなり無理して走ってきたのでおなかもぺこぺこ、おにぎり2個とトン汁を一気に食べました。甘いものが非常に欲しくなって、近藤さんに甘納豆をもらい食べます、旨かった。ここで近藤さんから”山下くんがこけとったよ!”て初耳の話です。どうも走り初めにコーナーで砂にのってこけたみたいです。爆笑していたやましーんの顔が浮かびます。
ここからは近藤さん、小森さん、私の三人で走ることにしばらく登り坂が続きます。
いやー、飯食った後かなりきつかったです。
やっと頂上に到着下り始めますが、スピードが乗り始めた頃に右側に西さんとタイヤを持った鴨いや”やましーん”が呆然とたっています。
パンクか?かなりスピードが出ていたのでそのまま下ってしまいそうになりますが近藤さんが声を掛けてくれたので途中で止まりUターンします。
どうもパンク修理をする時にアダプターを斜めにつけたまま無理やりポンプをつけたためタイヤの口が折れてしまったみたいで本人はとっても顔色悪い鴨になってしまっています。
一人で修理していた彼は”テンパッタ鴨”になってしまい、200Kも遠いところにいるパドゥにSOSの電話をしたらしいです。そりゃパドゥがいくら腕のいいメカニックでも遠隔霊視が出来たとしても修理はできんだろう?爆
顔色が悪く意気消沈のやましーんが近藤さんから借りたタイヤの交換をしますがおろおろして上手くいきません。
それじゃってことで私が替えますが今度はエアーが抜けて全く入りません、虎の子の圧縮ボンベを使っても駄目です(呪われている(;一_一))
その時本田さんがUターンしてきてくれ新しいめのタイヤを借りると今度はエアーもばちっし入りなんとかパンク修理終了、ほら皆がマザーテレサに見えるだろう?
ここからみんなで走りますが途中に工事用の信号があり私と近藤さんが取り残されしまいます、しかしここから近藤さん爆発です向かい風にもかかわらず40Kをちょっときるぐらいでガンガン飛ばします、追い抜かれるほかの人たちはかなりへばっているのか信じれないってかんじで見送っています。やるやん58歳!
暫く走るとやましーんまで追いつきますが私は水がなくなり、やましーんのタイヤのエアーも入れないとやばそうなので自販機で2人でストップして足らない水と空気を足します。
すべてを足し終わったて二人で走り出しますが、”やましーん”何かに取り憑かれたように走り出します、私も前半の無理が足にきていて付いていくのが精一杯になっています。
これじゃいかんと前に出て引きますがゆるい下りを降り切ったところでスピードが38kぐらい出ている所に、紅葉マークの車が追い抜いてきて左折のウィンカーを出しますが私達が左側を通り抜けると思ってか左に曲がらず減速します。
ここで横を無理して通り抜けて巻き込まれるのはいやだと思ってこっちもあわせて減速します。
車が左折しだした時に後ろか”ぶつかるーーー鴨!”って叫び声がしたとたんリアのタイヤに軽いショックがやましーんが私にぶつかってしまったようです。
私はすぐに歩道に逃げ振り返るとやましーん派手にこけています、最初のこけで赤ちゃんの手のひら程度だった右足のウェアーの破れは相撲取りの手のひらぐらいの大きさに変化しています。
変速機は八の字のスリック状態で彼自身は矢鴨状態になってしまっています。
私もあと少し注意してはしれば良かったのにと反省です、これ以上集中力を欠いた間々走るとまたこけるかもしれないので、やましーんにゴールまで走るのは諦めて私と一緒に鬼池でフェリーに乗ろうと提案(彼はクオッタさんと車で来ていたのでスタート地点がゴールになる)彼ももう疲れ切っており提案を承諾、あと数キロで鬼池のところまできていたのでのんびりと走ってフェリー乗り場の到着、総走行距離は143K、走行時間4時間45分、平均時速30.2Kってところでした。
最後に矢鴨を虐めるようでなんですが、モンスターからゆで卵をもらって皆でたべたのですが”やましーん”の卵の殻が異常にむけにくく卵が石のような形になってしまい、怪我人に追い討ちをかけるように笑ってしましました。ごめん
でもすでにあの時点で,赤ちゃんは手形をつけていたんですね。手負いの鴨についていく脚力もなく,すでにやる気もなくなっていた私ですが,楽しかったので良しとしよう。